【レッドブル・ジュニア】
レッドブル自体のF1参戦は2005年からで、他のチームの育成プログラムとは若干意味合いが
違いますが、ここでは同列であるとみなして解説します。
レッドブルの若手育成プログラムであるレッドブル・ジュニアは、90年代後半から発足して
います。自動車メーカーや自動車協会、F1チームを介さず、単独のスポンサーで運営される
巨大育成プログラムとしては、日本のARTAと並んで特異な存在でした。
当初は、国際F3000に出場していたチームのRSMマルコをレッドブルJr.という名前で
エントリーさせるというものでしたが、年を追うごとにスポンサードの規模を拡大。
F3000チーム丸ごとに留まらず、様々なミドルフォーミュラの若手に個人スポンサーとして
粉を掛け、それらレッドブルのドライバーを総括してレッドブル・ジュニアと呼ぶように
なりました。
選考と契約更新は豪快かつ奇々怪々で、1年更新という部分だけが常識的な範囲に収まって
います。
とにかく大人数を揃えるのがレッドブル・ジュニアの特徴で、ドライバーの起用はまさに
手当りしだい。珠玉混合の中で何か当りがあるだろう、という風なアバウトさがあります。
契約更新にも一定の基準というものがないようで、成績を残しているにも関わらず放出
されるドライバーもいます。
ドライバ−個人より、レッドブルというスポンサーにとっていかに効果的であるか、という
面が重視されているようです。その為、レッドブル・ジュニア内でもステップアップの
決まった道筋は特になく、支援対象はヨーロッパのあらゆるミドルフォーミュラに分散。
F1ドライブも、とりあえず成績優秀者を次々と乗せてみる、というやり方で、あまり筋道
立ったものではありません。
要するに、全てはマティシッツの肚の内一つで決まるという、ワンマン経営のレッドブル
らしさが現れるものとなっています。
露出は派手、かつ統一されており、育成と同時に商品としてのレッドブルのコマーシャルを
兼ねていると容易に分かるものです。
レッドブル・ジュニアのドライバーが駆るマシン、レーシングスーツは全てがレッドブルF1
と全く同じカラーリングを施され、ドライバーによってはヘルメットも個人のカラーリング
を捨ててレッドブル専用のものを着用する例もあります。
責任者:ディ−ドリッヒ・マティシッツ
サイト:http://www.redbull-juniorteam.com/
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