|
..
▼2006年F3ドライバー 【F3/2005,7.25】
2005年シーズンも折り返しを迎え、各国、各地域の入門フォーミュラもチャンピオン
候補が絞られてくる時期となりました。その中から、EF3Gの独断と偏見で来期のF3
シーンに現れるであろう期待の若手をピックアップします。
【ニコラス・ヒュルケンベルク/ドイツ/17歳/ドイツFBMW】
四輪デビューイヤーでポイントリーダーの座を死守し続けるスーパールーキー。
最近のドイツの若手には珍しくレッドブルの支援を受けず、BMWとADACのスカラシップ
を得ています。やや安定感に欠けますが、最多優勝回数が示す速さは本物。
http://www.nico-huelkenberg.de/
【セバスチャン・ブエミ/スイス/16歳/ドイツFBMW】
シーズン2年目。レッドブルの支援を受ける若手です。
昨年は四輪デビューイヤーで総合3位。取りこぼしが少ない安定した選手ですが、必勝
を期した筈の今シーズンで力の差を見せつけられないのはどうか?
http://www.buemi.ch/
【ミハエル・アマーミュラー/ドイツ/19歳/Fルノー・ユーロカップ】
カート時代から期待されるも、四輪デビューとなった昨シーズンは総合11位と目立つ
ことなく終わっています。しかし今期は勝率5割。安定度も抜群で、ランキングトップ
を独走中。彼もレッドブルのドライバーです。
【小林可夢偉/日本/18歳/イタリアFルノー】
2年目のシーズン、上記のアマーミュラーとはイタリア、ユーロ共にライバル関係に
なっていますが、走り馴れた地の利を活かしてでランキングトップを死守しています。
安定感に欠ける一方、ハマッた時の速さは圧倒的。
http://www.kamui-kobayashi.com/
【オリバ−・ジャービス/イギリス/21歳/イギリスFルノー】
Fフォード2年、Fルノー2年のキャリアを持ち、確実な走りと安定した速さでランキン
グトップ。極めて正統派イギリス人と言える一方、傑出した部分を感じないという
印象も否めません。
http://www.oliverjarvisracing.com/
【セバスチャン・ホーヘンサル/スウェーデン/20歳/イギリスFルノー】
四輪3年目。Fルノーは初参戦。毎年戦うカテゴリを変えて上位を走る技巧派です。
今期はベテランに圧され気味で勝ち星がまだありませんが、総合2位をギリギリで
守っている状態。
http://www.hohenthal.se/
【アレックス・ストーケンフェルト/スウェーデン/20歳/イギリスFルノー】
若いながら実に四輪5年目、Fルノーは4年目となるベテラン。長いキャリアの割には
ゼロか優勝かというリスキーな走りが特徴です。タイトル争いにはほど遠いものの、
速さは身に付いてきたので、F3へ行く為のアピールは大いにできている事でしょう。
http://www.storckenfeldt.com/
【ジョ−・ディアゴスティーノ/アメリカ/20歳/イギリスFフォード】
四輪3年目。Fフォードは2年目の若手。一発の速さでは他を圧倒しているものの、
決勝の組み立てと運がイマイチで、長いキャリアを持つライバルに対してランキング
2位という状態です。ステップアップ後に一気に伸びるか?
http://www.joedagostino.com/
【サム・バード/イギリス/18歳/イギリスFBMW】
四輪デビューイヤーの昨年は総合13位と低迷するも、2年目の今期はランキング
トップに立っています。ポールトゥウィンが多く、速さと強さが見られる選手。
ブランドルのマネージメントを受けるのも強み。
http://www.sambird.com/
.
▼パレンテ三連勝 【イギリスF3/2005,7.13】
英国選手権としては初のイタリアでの開催となりました。通常の2レースに加え、
スパでキャンセルとなった第1レースが、今回の第3レースとして代替開催されます。
また今回はユーロF3参戦中のHBRモータースポーツが2台体制でスポット参戦。レ
ギュラーのヌニェスと独F3参戦中のバッセルマンが出場しました。
第1レースは、ファーストシケインでクラーク、ルイス、アスマーらが多重クラッシュ
となる荒れた展開。カーリンの2台が抜け出し、スリップストリーム合戦となった
結果、最後の最後でキンボールの空きを付いたパレンテが僅差で優勝。
序盤の混乱を抜けて3位に浮上したのはブリッジマンでしたが、ディラーニと
コンウェイの追撃を受けてまたしてもミス。いつものようにリタイアとなりました。
Nクラスはマワーとデュランが1-2を堅持するも、3位は参戦2ラウンド目となる
クルカスが獲得して新たな流れを作っています。
第2レースも全く同じ展開となり、1位から4位までが同じ顔ぶれという珍しい結果
となっています。大きな混乱はなかったものの、シケインをショートカットして
先の第1レースと同じ3位に浮上したブリッジマンが、そのまま走り続けた為に
失格処分を受けています。またクラークは、今度はブレーキングミスによって0周
リタイアとなりました。
Nクラスは全戦のデビューレースから好調を保っていたクルカスのポールtoウィン
で終わり、そのポテンシャルを見せつける結果となりました。今後の参戦予定は
決まっていませんが、継続参戦となればマワーとデュランのタイトル争いに割って
入る面白い存在になるでしょう。ポイントリーダーのマワーはバリアに激しく
ヒットしてリタイア。今期初のDNFとなっています。
第3レースはスパで予選を走っていないドライバーは出場できない為、レインドラー、
クルカス、ラングレーカーン、ヌニェス、バッセルマンを除く24台で争われました。
ここでもパレンテがキンボールを引き連れ三連勝。更にバックルドも続き、カ−リン
が表彰台を独占。
Nクラスはデュランがケンナードを大逆転で下し、優勝。やや足踏み状態だった
マワーに20ポイント差まで詰め寄る事に成功し、タイトル争いをまだまだ先の読め
ないものにしています。
| □□ |
【モンツァ/7月9日/第1レース】 |
|
| 1 |
アルヴァロ・パレンテ(カーリン) |
--'--"--- |
| 2 |
チャ−リ−・キンボール(カーリン) |
+0.406
|
| 3 |
ダニロ・ディラーニ(P1) |
+11.554
|
| 4 |
マイク・コンウェイ(フォーテック) |
+13.633
|
| 5 |
クリスチャン・バックルド(カーリン) |
+24.810
|
| 7 |
バ−トン・マワー(Tスポーツ) |
+30.561
|
| . |
|
|
|
【モンツァ/7月9日/第2レース】 |
|
| 1 |
アルヴァロ・パレンテ(カーリン) |
--'--"--- |
| 2 |
チャ−リ−・キンボール(カーリン) |
+1.294
|
| 3 |
ダニロ・ディラーニ(P1) |
+12.946
|
| 4 |
マイク・コンウェイ(フォーテック) |
+13.292
|
| 5 |
ライアン・ルイス(Tスポーツ) |
+15.933
|
| 12 |
ベン・クルカス(フルイド) |
+38.069
|
| . |
|
|
|
【モンツァ/7月10日/第3レース】 |
|
| 1 |
アルヴァロ・パレンテ(カーリン) |
27'23"676 |
| 2 |
チャ−リ−・キンボール(カーリン) |
+3.037
|
| 3 |
クリスチャン・バックルド(カーリン) |
+9.009
|
| 4 |
ライアン・ルイス(Tスポーツ) |
+11.681
|
| 5 |
ブル−ノ・セナ(RRR) |
+12.084
|
| 6 |
サルバド−レ・デュラン(P1) |
+31.492
|
| . |
|
|
.
▼クラーク初優勝 【イギリスF3/2005,7.4】
連戦の後、3週間のインターバルを置いて開催されたカッスルクーム戦では、
その準備期間を利用していくつかの新たなドライバーが登場しました。
チャンピオンシップ・クラスでは、アラン・ドッキング・レーシングからF3
2勝のキャリアを持つダニ−・ワッツがスポット参戦。
ナショナルクラスでは、スク・サンダーが抜けた後しばらく活動を休止していた
パフォーマンス・レーシングがアダム・ラングレ−・カーンを起用。冬期テスト
にのみ参加していた新チームのフルイド・モータースポーツからは、元TDAで
今年は全日本F3のスリーボンドでテストもしていたベン・クルカスがF3デビュー。
クルカスはこの後のモンツァ戦への出場も決まっています。
その結果、カッスルクームにはフルグリッドに近い27台のマシンが集まる事と
なりました。
第1レースはPPのキンボールが出遅れ、3番グリッドのパレンテが並びかけ、更に
2番手のクラークが2台の真ん中を突っ切る形で3台が並んだまま実質の1コーナー
であるカーリーへ。このブレーキングでクラークがトップに立ち、パレンテが2位。
キンボールは5番手までドロップします。
後方ではNクラスのホーリングスがジョーンズを巻き込んでクラッシュ。両者とも
緊急ピットインしています。10周目には最終コーナーでラングレ−・カーンが
クラッシュ。ホームストレート上に止まった為、セイフティカーが出されます。
リスタートが切られるとすぐにクラークがスパートし、パレンテを引き離します。
Fフォード時代からカッスルクームを得意とするクラークは、そのまま危なげなく
リードを築きます。18周目にメンが同じ最終コーナーのブレーキングミスで激しく
クラッシュし、赤旗終了となりました。
Nクラスは1周目の混乱をかいくぐったデュランが優勝。ローラ童夢でF3デビュー
となったクルカスがクラス4位に食い込んでいます。
第2レースはPPのパレンテが後続をコントロールして安定した走りで優勝。
コンウェイとルイスは絡んで大きく出遅れ、2位には同じカーリンのキンボール
が浮上。昨年ローラ童夢に初優勝をもたらしたワッツも手堅く3位まで上がって
います。プロマテクメのケーンは予選ノータイムによってピットスタートとなり、
下位を走る井原につかえてタイムロス。レース中盤まで抜きあぐね、上位進出は
なりませんでした。
6周目にボビーズ(第2シケイン)の立ち上がりでブリッジマンがスピン。亀の子
状態で止まりますが、何故かグリーンフラッグが振られてレース続行。4周ほど
消化してからセイフティカーが出されます。マシンのリアがスタックしており、
この撤収に若干手間取ってレース再開。フィニッシュ目前の20周目に、2位の
キンボールが最終コーナーでスピンアウト。またしても赤旗終了となりました。
スポット参戦のワッツが健闘の2位。好調のクラークが3位となり、総合でも8位
から4位へ一気に浮上しました。
| □□ |
【カッスルクーム/6月26日/第1レース】 |
|
| 1 |
ダニエル・クラーク(RRR) |
21'28"508 |
| 2 |
アルヴァロ・パレンテ(カーリン) |
+2.063
|
| 3 |
チャ−リ−・キンボール(カーリン) |
+2.551
|
| 4 |
ライアン・ルイス(Tスポーツ) |
+3.424
|
| 5 |
ダニ−・ワッツ(ドッキング) |
+6.744
|
| 15 |
サルバド−レ・デュラン(P1) |
+17.584
|
| . |
|
|
|
【カッスルクーム/6月26日/第2レース】 |
|
| 1 |
アルヴァロ・パレンテ(カーリン) |
24'42"030 |
| 2 |
ダニ−・ワッツ(ドッキング) |
+4.031
|
| 3 |
ダニエル・クラーク(RRR) |
+4.550
|
| 4 |
マルコ・アスマー(ハイテック) |
+7.977
|
| 5 |
ダニロ・ディラーニ(P1) |
+9.439
|
| 12 |
バ−トン・マワー(Tスポーツ) |
+19.531
|
| . |
|
|
.
▼アンティヌッチ、シート喪失 【ユーロF3/2005,7.4】
ミッドランド・ユーロシリーズの2台目として開幕戦から出場していたリチャ−ド・
アンティヌッチですが、6月初頭のマルボロ・マスターズではそのシートをベルギー
人ドライバーのニコ・ベルドンクに譲っていました。
その後、シリーズがオッシャースレーベンで再開されてもシートはベルドンクのままで、
アンティヌッチが戻ってくる事はありませんでした。
F1のジュニアチームを名乗ってはいても、ミッドランドF1がチームを支援するものでは
なく、結局はドライバーの持参金が頼りであったようです。
ベルドンクは全く実績のない選手ですが、昨年も国際F3000のシートを買って走って
おり、資金面での力があります。
.
|